立山周辺(富山) 丸山(1962.8m) 2017年6月11日  カウント:画像読み出し不能

所要時間 4:24 折立−−5:21 岩井谷橋−−5:29 5kmポスト(斜面取付) 5:39−−6:48 1661m峰(休憩) −−7:37 1810m峰−−8:15 丸山(休憩) 8:50−−9:17 1810m峰を巻く−−9:41 1661m峰−−10:08 真川林道 10:12−−11:20 折立

場所富山県富山市
年月日2017年6月11日 日帰り
天候
山行種類藪山+僅かに残雪
交通手段マイカー
駐車場折立に駐車場あり。今の時期は駐車場に余裕あり
登山道の有無無し
籔の有無あり。主に笹で根曲がり竹が所々で混じる
危険個所の有無基本的には無いが尾根が不明瞭なので下りでは進行方向注意
山頂の展望あり
GPSトラックログ
(GPX形式)
ここをクリックしてダウンロード
コメントDJF氏が1週間前に登った記録を参考に折立から真川林道を歩き岩井谷橋を渡った先の5kmポスト付近から斜面に取り付いて山頂を往復。氏が歩いた時より雪解けが進んで残雪が使えたのは1800m鞍部より先であり、1810m峰付近の細尾根は根曲がり竹の藪漕ぎで苦労した。なお、先週の天気が良かったら私も丸山に向かう予定で準備していたので、遭遇できずに非常に残念だった


折立駐車場から見た丸山
地図クリックで等倍表示


折立駐車場。今の時期は空きあり 真川林道入口監視小屋
真川林道は一般車通行止め 早朝はゲートは施錠されていた
折立遊歩道入口 距離ポスト。路面にペイントあり
岩井谷橋は一般車/大型車用の2本あり 左が一般車用、奥が大型車用
岩井谷橋を渡ると案内板あり 立山カルデラの案内板。歩いて入るのは問題ないようだ
斜面取り付き 標高1300m。藪は薄い
標高1350mの岩に張りつくネズコ 標高1450m
標高1560m。根元が立ちあがった木(シラビソ?) 標高1590m。根曲竹登場も距離短い
1661m峰付近は根曲がり竹が目立つ 1661m峰。ここで休憩
1650m鞍部に僅かな残雪 1650m鞍部東斜面は濃い根曲がり竹
少し潜ると根曲がり竹の密度が低下する 標高1710mで水たまり並みの雪が現れる
標高1720m。根曲がり竹が濃い 標高1790m。ますます藪が濃くなる
1810m峰。根曲がり竹が最も濃い場所 1810m峰を越えると鞍部まで南側の藪が消える
1805m鞍部から先でやっと残雪が使えるようになる 尾根上は雪が続かず北側を巻きながら登る
標高1860m 標高1890m。やっと充分な残雪量になる
標高1920m 標高1930m。ここだけ草付きの斜面
標高1950m。無雪期は笹が主体の藪 丸山山頂部は雪が消えていた
丸山から見た北〜東〜南の展望
丸山から見た薬師岳 テープが付けられた木。この付近が最高点
最高点より東に三角点発見 丸山三角点
帰りがけにこの枝で熊よけ鈴が飛ばされた 時間がかかったが何とか捜索成功
1805m鞍部 DJF氏のように北を巻いたが雪が続かない
藪に突入し尾根に戻り根曲がり竹の中を下る 1661m峰を東から見ている
1661m峰にデポした飲料を回収。500ccで充分だった 林道
往路の取り付きより東へ50mくらいの位置に出た 林道脇に「情報コンセント」と書かれた箱あり。LANか?
往路では無かった台車。山菜が入った袋があった 真川林道入口到着。ゲートは開いていた
折立キャンプ場(無料)。車中泊より良さそう


 丸山は日本全国にいくつもあるが薬師岳の北側、有峰湖近くの丸山は日本一登山者が少ない丸山かもしれない。ネットで検索してもスキーの記録が数件、有峰林道開通後に登った記録がDJF氏(クリックでジャンプ)を含めて2件しか見つからない。北海道を除いて標高1900mを越える山でこの状態は非常に珍しい。

 雪の多さと標高から考えて藪の濃さは容易に予想が付くので残雪期が得策だが、いかんせんアプローチが悪すぎる。残雪期は有峰林道は未開通(例年6月1日が開通日)であり、どこから入るにしても麓までたどり着くのに2日はかかりそうだ。かといって開通日を待っていると雪が消えてしまう。唯一の無雪期の記録によれば私でも登れそうな藪の濃さと思えたので2016年秋に狙ったのだが、欲をかいて週末2日間晴れる日を待っていたら冬になってしまったのだった。また来年の秋にでもと考えたが、今年は残雪が多く林道開通直後なら多少は雪が使えるのではと考え直した。

 しかし6月最初の週末の天気予報は悪く、私は泣く泣く諦めたがDJF氏は突入し登頂に成功した。次の週は土曜日は天気が悪いが日曜は回復するとのことで、DJF氏の時より藪漕ぎは長くなるがまだ雪が使えるだろうと出かけることにした。

 土曜は体力温存で近場の菅平高原で簡単に登れる山を3つほど登り、家に戻って昼寝をしてから再度お出かけ。往路は安房トンネル経由とした。有峰林道東谷ゲート通過は午後6時過ぎで折立まで1時間もかかった。林道の通行料金は\1900もするがアプローチで楽をするためなので仕方ない。折立駐車場に来るのは20年ぶりくらいだが、今は登山シーズン前なので駐車場に空きがあった。ほとんどは山スキーだろう。小雨がぱらついて気温は1桁と冷え込んでいるが暑いこの時期は気温は低い方がいい。雨で濡れた藪が明日朝には乾くといいのだが。

 夜中は寒さを感じるくらいに冷え込んだが、外に出たら車は霜で真っ白でボディーの水滴は凍りついていた。でも日中は暑くなるかな。朝飯を食って日の出とほぼ同時に出発。山スキーヤーの2人組もほぼ同時に出発していったが、当然ながら彼らは薬師岳登山道に入る。私は真川林道だ。寒いのでダウンジャケットとフリースを着て歩き出したが、おそらく斜面に取りついて以降は出番は無いだろう。念のためピッケルと12本爪アイゼン、1リットルの飲み物をザックに入れたので日帰りなのに重かった。

 真川林道入口には監視小屋があるが早朝は無人だった。しかし小屋前の鉄製の門が施錠されて車は入れなくなっていた。あわよくば車で・・・と考えていたが甘かった。まあ、最初から林道は歩く計画なので問題ないが。林道は舗装が続き非常に良好で、これなら一般車が入っても問題無さそうに思えた。路側に立つ標識類は冬場は撤去されるようで、雪解け後に標識を立て直す際にどんな標識だったかが分かるように路面にペイントされていた。

 林道は下りなので帰りは登りとなるのがいやらしい。山奥へと入っていくのに下流に下っていくのは妙な気分だ。大きな谷は岩井谷で一般車両用と工事用大型車両用の橋が別々に架かっている。橋を渡ると立山カルデラの案内標識があり、どうやら歩きならそこまで入っても問題無さそうだった。帰ってからグーグルの衛星画像を見ると温泉らしき施設も見えた。橋の対岸が目的の尾根で、見える範囲は広葉樹の明るい緑一色であり、どうやら危険地帯は無さそうな気配で一安心だ。

 そこからすぐに5kmポストで、右手の斜面は既に丸山へと続く斜面だ。橋を渡ってから取り付きやすそうな場所を探しながら歩いていたが、結局はDJF氏が取り付いたと思われる退避場所付近が最初に登場する植生が薄く傾斜も適度な場所であり、私もここから取り付くことにする。その前に麦藁帽子をデポ。これは帰りの林道歩き対策のもので、藪漕ぎには邪魔になるだけなので林道でデポするのが正解だろう。岩の陰に隠した。足元は濡れた藪に備えてロングスパッツで武装した。とりあえずゴアは着ずに藪の濡れ具合を確認してからにした。

 最初は傾斜は適度で背の高いブナやミズナラを中心とする落葉広葉樹林で、地面付近は薄い笹で潅木はほとんど無く歩きやすい。地形図を見て分かるように標高1650m付近までは尾根形状を成していないので登りはいいが下りがやっかいだ。目印を付けながら登ればいいのだが、面倒なので今回の下りは最初から地図なしGPSを頼りにすることにした。地図は出ないが画面上に歩いたルートが破線として描かれるため、帰りはその破線に重なるように歩けばいい。予想外に藪は乾いていてゴア着用の必要性はなく助かった。

 斜面の植生はほとんど変わらずDJF氏の記録どおりに予想外の歩きやすさだ。時々傾斜がきつい場所があり底の磨り減った登山靴では滑りやすく、立ち木や笹に掴まったりピッケルを併用したりしつつ、できるだけ植生が薄い場所を狙って登っていく。微小尾根に乗ってからは主にそれに従っていく。小規模な露岩のある場所では大きなネズコが登場、やっぱり岩がある場所は常緑樹なのであった。

 ほとんどが笹だが部分的に根曲がり竹が登場することがあるが長続きしないのが幸いだ。通常、高度が上がるとこの根曲がり竹が延々と続くようになるのだが、ここは不思議とそれがない。もしかしたら北斜面の影響かもしれない。尾根は相変わらず不明瞭で、登りはいいが目印を残さない限りは帰りは同一ルートを辿るのは不可能だろう。もっとも、この地形だと適当に北側に下ればどこかで林道に出るはずなので、変な谷を下らなければどこを歩いても大差ないと思われるが。

 1661峰手前から根曲がり竹が濃くなるがそのまま進むとが密度が下がって歩きやすくなり、傾斜がなくなると1661m峰てっぺんだ。DJF氏の記述どおりで平坦な場所があり、根曲がり竹は皆無ではないが密な藪ではなく休憩場所にちょうどいい。無論、残雪があれば竹は横倒しになり平地だろう。ここまで休憩無しだったので小休止。同時にここまでの水の消費量(=ゼロ)からしてここから山頂往復に500ccもあれば充分と判断、500ccのウーロン茶をデポすることにした。これで500gの軽量化。まだ気温は低めで汗をあまりかかずに快適に登ってきている。

 休憩を終えて出発。尾根地形は南へと延びているが山頂は谷を挟んだ東側なので適当な場所で1660m鞍部へと下る。鞍部の谷間の残雪は残り僅かで1週間後には消えているだろうが、谷を北へ下っていくと残雪量が盛り返している。残念ながら今回のルートではその雪は利用価値は無い。東斜面は一面が朝露で濡れた根曲がり竹で覆われ、北側に回りこんでみたが濃さは変わらない。意を決して藪に突入、藪の内部は思ったよりも乾いていてゴアは不要だった。根曲がり竹が濃い部分は鞍部近くだけで、高度を上げると急激に密度が低下し見通しも効くようになった。ただし生えているのは笹ではなく背の高い根曲がり竹なので鬱陶しい。

 やや密度の薄い根曲がり竹の広い尾根を登っていくと、標高1700m付近から上部でまるで水溜りのようにポツリポツリと小さな雪田が見られるようになるが後が続かず、相変わらず藪尾根を登っていく。おそらく1週間前ならこの付近から藪を回避できるくらいの残雪があったのだろうが、この時期の1週間では雪解けが相当進んで当然だ。できるだけ雪田を繋げて歩こうとはするが、雪田は小さいしお互いの距離が離れていて効率的なルート取りができないし、その間はどうせ藪なのでできるだけ藪の薄いところを狙って進んだ方が効率的だった。

 傾斜がほとんど無くなると1810m峰が近いが、藪の状態は今回のルート上で最悪で根曲がり竹が密集している。DJF氏は尾根北側斜面の残雪を利用してこの藪を回避したが、残念ながら既にその雪は消えて無くなっており尾根上の直立した藪を漕ぐのが一番楽なルートだ。志賀高原周辺の根曲がり竹に比較すれば楽なものだが、身の丈を没する視界が得られない密度の藪で強敵に違いない。

 1810m峰は不明瞭なピークで最高点ははっきりしないが、緩やかな下りに変わると植生が一変し、南斜面の根曲がり竹が消えて地面が苔むしたシラビソ樹林に変わって劇的に歩きやすくなった。やっと視界が開けて1800m鞍部の先にこれから登る斜面が目に入ったが、これまでとは打って変わって残雪があちらこちらに見えていて、かなりの藪を回避できそうだ。

 すぐに1800m鞍部到着、ようやくまとまった残雪に乗る。この鞍部で残雪状況は劇的に変わった。いつのまにか樹林はシラビソが中心に切り替わっていた。上方の広い斜面は斑に雪が残っているが、南側の残雪はかなり少ないので尾根直上より北側を巻いて登ることにする。それでも出だしは雪が途切れる箇所があり僅かながら笹を越える場所があったが、進んでいくと徐々に雪が増えてルートをうまく選べばずっと雪の上を歩けるようになった。ここも尾根が広い地形で下りはルート判断が難しい場所で、しかも今朝は気温が低くアイゼンの跡もほとんど残らないくらい雪が締まっているので、帰りはGPSに役立ってもらおう。残雪が消えて藪が出た場所の植生は笹が中心で根曲がり竹は少なく、これなら無雪期でも大きな苦労はなさそうだった。このような状況は山頂まで続いた。

 傾斜が無くなると1890m付近の平坦地で、ここも帰りはルート判断が難しい場所だ。目の前に見えている盛り上がりが丸山山頂に違いない。僅かな距離だけ急な斜面を雪を伝わって登り、再び傾斜が緩い尾根に変わる。標高1930m付近だけ樹林が切れて草付きの地面が出ていたが、傾斜があるので湿地とも思えず不思議な場所だった。DJF氏が登ったときはおそらくまだ雪の下だったろう。

 丸山山頂付近は背の低いシラビソが中心で、既に雪は北側しか残っていないので回り込むように広い山頂部の不明瞭な最高点へと詰めていくが、最後は雪が消えて藪になってしまっていた。ここも1週間前はまだ雪があったはずなのだが。三角点が無いか周囲の藪の中を探すが見当たらないためGPSの登場。山頂として三角点の緯度経度を入力しているのだった。GPSは最高地点と思われる場所よりも東側を示しており、緩やかに下って残雪と藪の境界付近に岩を発見、その横に三角点が顔を出していた。これも1週間前は雪の下であっただろう。非常に緩やかな斜面の途中だし周囲に目印はないので、これではDJF氏でも探しようはないだろう。DJF氏より藪で苦労はしたが、この点は得をした。

 天気は良好で秋を思わせるような高く薄い雲があるだけ。DJF氏はガスの後に雨に祟られたが、今回は文句なしの晴れ。北側には残雪の立山前衛が見えており、剣岳は黒い頭だけ見えていた。南側は大きな北薬師岳から薬師岳にかけて。一時は残雪期に飛越新道経由であの稜線から丸山を往復しようかとも考えたが、この藪の状況なら真川林道から往復した方が効率的で楽に違いない。

 日差しが強いので最高点北側のシラビソの影で休憩。最高点付近のシラビソにはリボンがかかっているのが見えるが、今はそこに達するまでは藪漕ぎが必要な状態だ。体を止めていると虫がまとわり付く。もうそんな時期になったか。虫除けは持参しているので早速使用。効果が出て虫は近づかなくなった。

 帰りは目印は残さなかったし雪の上に足跡も残らなかったので、GPSで往路の軌跡を辿って下る。往路と同じルートを戻る場合なら地図なしGPSでも利用価値が出てくる。往路の軌跡がまっさらな画面上に破線で表示されるので、それに重なるように歩けばいい。ただし、衛星の位置関係で測位誤差が生じるため、同じ場所を歩いても軌跡が重ならないことがあるので要注意だが。

 GPSを腕時計のように右腕に巻いて下山開始。これならGPSの画面が見やすい。標高1900m付近ではDJF氏の記録にあった「落ちないダケカンバ」を探したが見当たらなかった。どうもルートが微妙に異なっているようで、氏が歩いたルートは今は雪が消えて私が迂回している場所にあるようだった。残念。

 1800m鞍部までは快適に残雪を辿ったがこの先は藪に逆戻り。ただし往路とは違って僅かに尾根北側に張り付いた残雪を最大限辿ってみることにする。トラバースに使えた距離は30mくらいで雪が消滅、アイゼンを脱いで根曲がり竹の藪に潜り込んで尾根上に出たが、どうやら往路で最も藪が濃かった場所は迂回できたようだった。

 1650m鞍部手前で再び根曲がり竹が濃くなるが下りだから楽だ。1661m峰でウーロン茶を回収。結局、これは最後まで飲むことは無く500gの重りでしかなかった。ここから林道までGPSを頼りにしっぱなしだったが、私のGPSの軌跡表示は上が北に固定ではなく進行方向で方位が変わるため、非常に分かりにくいのだった。GPSで進行方向を特定するためには時間経過で緯度経度がどのように動いているのか計算するので、移動速度が遅いと正しい方位は出ない。おかげで岐路の軌跡は酔っ払ったように左右に曲がりくねったものとなった(笑)。でも大きなミスはなく、目印を取り付ける手間が省けたのは大きい。

 往路で取り付いた場所より下流側に数10mの箇所で林道に出て、小さな流れで顔や腕を洗い、さらに増えた寄り付く虫を避けるため虫除けを追加。どうも今回の虫除けは持続時間が短いような。安価なものは性能もこんなものか。往路でデポした麦藁帽子を回収、帰りの林道歩きは麦藁帽子を被ってとなった。斜面の上り下りではほとんど樹林帯だったので帽子は不要だったが、樹林が開けた林道は日差しが強く、帽子があってよかった。寒かった明け方とは打って変わって爽やかな気温となっていた。日中も気温は低めで大汗をかかなくて済んだ。

 林道の途中では作業服姿の男性が山菜取りの真っ最中。やはり工事関係者以外はここは入ってこないようだ。道路脇の台車に積まれた荷物の中に山菜が詰まった布袋があった。車は見当たらなかったので行き帰りとも関係者の送迎があるのだろう。

 明け方は施錠されていた真川林道入口のゲートは開放され、小屋の前の車止めのロープも路面に垂れたままだった。監視小屋の監視人はDJF氏の帰りと同じように視線はTVに行ったまま(笑)。こんな山の中なので衛星波だろうか?

 駐車場の車の台数は意外にも朝と大差なし。車のナンバーを見ると大半が富山ナンバーで地元民が多い影響かもしれなかった。でも車で着替えていると登ってくる車やバイクが結構いたので、車が入れ替わっているのかもしれなかった。夏山シーズンで混雑するまではまだ時間がかかりそう。濡れタオルで全身の汗を拭ってから着替え、改めて虫よけスプレーを手や顔、首に吹きかけておく。

 帰路は紙地図で大雑把な距離を見た結果、奥飛騨経由ではなく日本海沿いから糸魚川、白馬経由で帰ることにした。これで往路と合わせれば北アルプスをぐるっと1周だ。結果的には高速を一切使わなかった帰路の方が時間がかからなかった。富山/新潟県境から糸魚川市街までと、糸魚川市街を抜けてから長野市街までは郊外の道で信号も交通量も少なく平均時速が上がったことが要因だろう。でも下山後の4時間の運転は疲れた・・・


 自宅に帰った翌日は腕が筋肉痛。急な登りで笹や潅木に掴まって上り下りしたのが原因だろう。また、顔を洗うときに顔のあちこちが痛かった。これは笹の葉で切られた跡だろう。いくら志賀高原の根曲がり竹よりマシとは言え、このくらいの傷ができる程度の藪はあるわけだ。私の場合は笹に対するアレルギーがあり、翌日から腹部に強烈な痒みが、そして腕時計をしていた左手首は広範囲に発疹ができて、1週間経過しても回復しておらず、痒み止めの強力ステロイド軟膏が欠かせない。もう数日しても回復しなかったら、いよいよ皮膚科のお世話になるか。でも処方されるのは抗アレルギー経口薬とステロイド軟膏だろうけど。


まとめ
 有峰丸山は予想外に藪は深くなく、アプローチが極端に悪い残雪期に登るよりも林道開通直後に僅かな残雪を期待して登った方が楽であることがDJF氏の記録と合わせて確定した。秋に涼しくなって落葉した時期もいいかもしれない。林道歩きがやや長いが許容範囲の準備運動だろう。帰りは上り坂になるので自転車の使用はお勧めできない。DJF氏同様に熊の形跡を見ることはなく、本当に熊はいないのかもしれない?

 

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